マンドリン合奏団「玄」(非公式)ブログ

第1部のメニューをごらんいただければ、田園地方のイメージをどう持つかということが重要なのがおわかりいただけると思います。

マンドリン合奏団　玄　２nd Concert　SANTO
第Ⅰ部
組曲『ホルベアの時代から』前奏曲　…グリーグ　土屋美奈子編曲
パストラルファンタジー　…藤掛廣幸
歌劇『南の港にて』間奏曲　…スピネルリ　中野二郎編曲
交響曲第6番『田園』第1楽章　…ベートーヴェン　蔦谷悦子編曲

心象風景の中の田園って写真の通り。

春の、待ちかねたように咲く花たち。
リンゴの花。杏の花。桃の花。
その下に咲くタンポポの黄色。

田起こし前のレンゲ草。

水を張った田んぼの茶色、田植え後の若い稲の緑色。
いつか私たちを生かす「お米」になることを
農家でなくても実感として身に染みついている。

秋は小さな頃に観た稲穂の海。
金色に光る実りには神がいる気がしましたし、
その向こうに沈む夕日はなぜあんなに大きかったんだろう。

わらの山。
稲刈機の音、切り株だけになった田んぼ。
トンボの群れ。

枝が曲がるほど立派に実ったリンゴの畑。

さて・・・譜面を観ても
そこには何も書いてないのです。
音譜を読めない方には、タダの暗号か模様に見えるかも。
（ベートーベンはざっくりした指示は書いてますが）

デモその中にあるものを見つけて
磨かないと人間の演奏じゃなくなってしまいます。

主題ごとに、フレーズ毎に、自分でイメージを組み立ててみないとなりません。